Love And Devotion (JUGEMレビュー ») Erica James
主人公は”Harriet”と”Will”
二人姉妹の妹”Harriet”は姉夫婦を自動車事故で亡くし、残された甥姪の二人の子供たちを自身で育てる決心をします。
アンティークショップを経営する”Will”は離婚後二人の娘たちとの関係に悩みながらも独身生活をそれなりに送っていました。
二人の出会いは夜道の暗い中でジョギングをするご近所の少年?と間違えて声をかけたことからでした。
主な登場人物は”Harriet”の家族、お父さん、お母さん、
”Will”の元妻とその夫、
娘二人、それにお母さん
そして残された姪、甥です。
家族を亡くした悲しみは実は家族でさえ、共有できるものでなくまたそれゆえの悩みも深く、人間の”エゴ”についても考えさせられました。
お話の中で”Harriet”の幼なじみの兄弟がKEYになるのですが、
”幼なじみ”という響きにいつも憧れを持っている私にはこの中で描かれる様々な関係は私の想像を超えるものではありませんでしたが、不思議と納得のいくものでした。
独身の”Harriet”が姪甥を育てる決心をするいきさつや年老いた両親のその孫に対して抱く感情など
とても正直に描かれていて
ドラマチックな展開とのバランスもとても好感が持てました。
イギリスの女流作家の作品が最近続いているのですが、
”Erica James”の作品を続けて読みたいと思わせるそんな1冊でした。
スカーレット・ヨハンソンとコリン・ファースでしたね。
フェルメールの絵には柔らかい光と静寂さを感じますけど、その雰囲気を壊さない映画でした。
原書で読めるふぅうこさんが羨ましいゎ。
まだ映画を見ていません…見たい気持ちと止めておこうかと迷っているところです。
英語字幕つきのDVDを今探しているのですが…
超初心者の私が言うのもなんですが、簡潔でわかりやすい英語で書かれているのに、まさしく大人が楽しむ作品だと思います。
getさんにも是非読んでいただきたいです。